写真調整の基礎知識として、知っておきたい事。
最近のスマホカメラやコンパクトカメラは、
そのままでも、キレイに撮影できるようになってますが、
それでも、条件によっては調整が必要になります。
rawデータで撮影して現像するにも、
JPGで撮影して調整するにしても、どこをどうすれば良いのか?
ある程度写真に詳しい人なら、分かるかも知れませんが、
全く知らない人が写真を見ても分からないかもしれません。
基礎知識として知っておきたい事!
- ホワイトバランス 色温度
- 色と光の三原色
- シャドーand ハイライト
- 色調補正
- トリミング
- コントラスト
- 露光量
- 適正露光とは?
ホワイトバランスとは?
じつは、光にも温度があります。
それは色温度(ホワイトバランス)と言います。
気温は20℃などと表示しますが、色温度は20°Kと表します。Kはケルビンと読みます。
色温度が高い=青っぽくなる。6500°K 以上
色温度が低い=赤っぽくなる。3200°K 以下
色温度が適正=色が適正。白は白として表現される。5000〜6000°K



色温度が高い時とは?
太陽光が1番強い時です。
夏の太陽が1番頂点にある時が、色温度が高い状態です。
それと、冬の雪景色で太陽光の反射が強い時などです。
青っぽい光は、人間の眼には白っぽく見えるので、
ちょっと認識出来ないかも知れません。
写真に撮ると顕著に出て来る場合があります。
色温度が低い時とは?
太陽の位置が低い時です。
つまり、朝、太陽が昇る時、夕方の太陽が沈む時。
朝焼けや夕焼けで赤やオレンジ色になってる時が、色温度が低い時です。
あとは、オレンジ色の電灯光などもそうです。
蛍光灯や水銀灯などの例外もありますが、ややこしくなるので今回は割愛します。
撮影時にカメラ本体でホワイトバランスを設定できますが、
色温度を理解できていないと、上手くいかないこともあるので、
オートに設定しておいて、撮影後にLightroomで調整した方が良いでしょう。
Lightroomを開いて、調整したい写真を選びます。
下のメニューの【ライト】をクリックすると、
色温度・色かぶり補正・自然な彩度・彩度の項目があります。
ホワイトバランスは色温度のスライダーを左右に動かして、調整します。
青い場合は赤味を足して、白くなるように、
赤い場合は青味を足して、白くなるように調整します。
ただ、慣れてないとその写真が青いのか、赤いのか、適正なのか?
分からないかも知れません。
そんな時は、まず調整のスライドを左右に動かしてみて、
それから適正だと思われる位置を探してみましょう。
青味や赤味が強い時は、補正しきれない事もありますし、
写真の雰囲気を出す為にワザと青味や赤味を強くする事もあります。
夕焼けのオレンジを白くしてしまったら、雰囲気が無くなりますからね。